レッジョ・エミリア
世界的に優れた教育法
レッジョ・エミリア・アプローチは、世界有数の幼児教育実践法の一つとして知られています。 またレッジョ・エミリアを実践している学校が世界の最優良校ベスト10にも入り注目されました。(ニュースウィーク誌 1991年)
イタリア発祥のこの教育法は欧米諸国ではすでに多くの学校で採用され、近年日本でも注目されています。幼児教育の専門家の間でも定評があるこの教育法を2003年より実施し、2017年にはレッジョエミリア教育法をより行いやすい空間を提供するために新校舎を施工いたしました。
下記のレッジョ・エミリア・アプローチの情報は、“子供たちの100の言葉”という本より引用されたものです。
幼児教育の模範モデルとして称賛。 (ニューズウィーク誌、1991年) レッジョ・エミリア・アプローチは表現力、コミュニケーション力、認識力の統合によって自分で考える力を促進し、学ぶことへの創造力を約束しています。(エドワード、フォーマン 1993年) レッジョ・エミリア・アプローチはイタリア、レッジョ・エミリア市が運営をし、スポンサーになり、新生児から6歳までの子供を対象にしています。(BKIでは18ヶ月から6歳までを対象にしています。) レッジョ・エミリア・アプローチは、教育者、保護者と子供が共に教育プログラムをより発展させるための導きとして、捉えることが出来ます。
レッジョ・エミリア
進化するカリキュラム
バイリンガルキッズ・インターナショナル・プリスクールのカリキュラムは子供の興味に基づいて成り立っています。学習のテーマは子供の会話、コミュニ ティーや家族でのイベント、さらに、子供によく知られている興味のあるもの(例:水溜り、影、恐竜など)から取り込まれます。教師チームによって計画され る事柄は、このカリキュラムにおいて重要となる軸の部分です。教師チームはプロジェクトの方向性、必要とされる材料、保護者やコミュニティーの援助や参加 などについて形を作っていきます。
プロジェクト
プロジェクトは進化するものであり、グループで持ち上がった内容、考え、興味をじっくり学習することです。 プロジェクトは冒険のようなものであり、時に一週間、または年間を通じて続けられることもあります。プロジェクトを通して、教師は生徒が学習の方向を決断 すること、グループで調査する方法、さらにそのテーマについて展示するもの、それに必要な材料の選択などの手助けをします。
発表力、表現力
幼児教育専門家のハワード・ガーデナーが唱える、多様な分野で知能を高める学校のあるべき概念と、レッジョ・エミリア・アプローチの認識力、言語力、社会 性を伸ばす芸術的技巧は一致しています。このような概念や仮説はさまざまな形で表現されます。-絵画、アート、建設、演技、音楽、操り人形、影画-経験を 通して学ぶことは重要なことです。
協力性
大小問わず、協力的な集団活動は、子供達の認識力を向上させるために大変価値のあるもので、必要不可欠なものだと考えます。子供はグループ活動を通して意 見交換、判断、比較、交渉、仮定、問題解決をするよう促されます。レッジョ・エミリア・アプローチのさまざまな観点は集団でのあり方、個人のあり方の両面 を促進します。
教師は研究者
教師は時に子供達が興味を持っている事を研究し、それを元に子供達をその研究の元へと導いていきます。彼らは子供達に自分達で研究するよう指導していきます。子供達はそこで先生方をガイド、情報の源として利用し、自分達の研究と結び付けていきます。先生は子供達の仕事に耳を傾け、観察し、記録を付けていきます。集団の中で、子供達は友達や社会に協力することを促され学んでいきます。先生方はその間子供達の思考を刺激し、子供達の研究を築き上げて行く手助けをし続けていきます。
記録文書
ポートフォリオ(子供の教育記録、作品などをまとめたもの)同様、子供の成長の記録は生徒、教師、保護者が各々の学習過程を知るうえで大変重要なもので す。子供が経験している様子の写真や、行っていること、感じたこと、考えたこと、話し合った言葉や、体験したことを具体化した作品は深く学んだこととして 芸術的に展示されます。
学習環境
レッジョ・エミリアの学校では、教室の見た目と雰囲気に非常に多くの配慮を払います。学習環境は“第三の教師“と考えられています。教師達は、大小のグ ループ活動のため、少人数の子供がくつろぐことができるように空間を整えます。子供の作業、設備、自分たちで収集(採集)したものの記録は子供や大人の目 の高さに展示されます。演劇の出来る部屋や作業テーブルは全生徒が利用できる共同の空間となっています。
レッジョ・エミリアの特徴
教師の役割:
子供と共に学習経験を進めること
意見を引き出し、問題解決をさせ、意見の不一致をまとめるように誘導すること
子供の考えを聞き入れ、更なる探究のために意見を返すこと
教室や教材を芸術的に快適に管理すること
子供が考慮ある決断をできるように使用材料を整理すること
ビデオ、録音、ポートフォリオなどを用い子供の成長を記録し、目に見える形に現すこと
子供に学習することと経験することの相互関係を明確に出来るよう手助けをすること
芸術的な作品を通して自分たちの知識を表現するよう手助けをすること
親と教師たちとの会話の機会を設けること
親や他の教師たちとプロジェクトについて話し合うこと
家庭、学校、地域のつながりを深めること
プロジェクト:
時に子供の意見や興味より始められる
時に教師によって提案される
時に教師が子供の興味を知り、それを提案する(例:影、水溜り、ビル、建設場、自然など )
プロジェクトを発展させるには十分な時間が必要である:仲間と新しい考えを話し合う、交渉する、間違いに気づく、再度調査する、過程を見る、動向を測る
プロジェクトは具体的で、個々の体験に基づくこと、子供にとって重要なことであること、さまざまな意見や解釈できる芸術的演出に対応できるよう規模の大きいものであること
メディア:
まずは探究:“これは何の素材が何をするのか”そして、“これを使って何が出来るのか”を考えること
さまざまな色、質感、模様があること:色、明暗、色調;子供に質や類似点を感じさせること
芸術的に表現すること:美学的な方向から見ること、実際に触ってやる気をそそり興味をかきたてること;奨励されること。
可能性を知るためにたくさんのプロジェクトを通して再度調査をすること
さらに詳しいことについては下記のサイトまでアクセスしてください: