遊びを通して子どもに学ばせる6つのポイント(Bilingual Kids Co., Ltd インターナショナル幼稚園)

以前も書きましたが、子どもは遊びから学ぶのが一番です。子どもは自分の興味範囲のことで自分のペースだと楽に情報を吸収することができます。遊びは学びの鍵となります。では、家庭で遊びを通して学ぶ方法を見てみましょう。

まず、二歳未満であれば子どもは ひとり遊びから多く学ぶことができます。しかしこの頃から他の子どもと遊ぶ事で社交性も学べるのは事実です。もしご自分のお子さんがこれくらいなら、地元でママ友を作ることをお勧めします。情報交換をすると同時に子供たちも一緒に遊ぶことができ一石二鳥です。 

三歳になると子ども同士で遊ぶことの利点は明瞭になります。エネルギーを共有し、学ぶ力もついてきます。遊びで得た知識の多くはごっこ遊びに生かされてくるので、新しい遊びが出てくる都度、上手にそれを利用する方法を知っていれば得です。お友達と一緒に遊びながら知識を広げる6つのポイントをご紹介しましょう。 

·      遊びながら実況中継
子供たちが(もしくは自身の子どもだけでも)やっていることを実況中継しましょう。「カイト君、今レゴで作っているカメラはすごくいいね。写真を撮ってもいいかい?」子どもは自分がやっていることについてだいたい理解しているものの、大人からの発言により確認され認められたことになります。肯定的な発言で、「やっていることは正しいよ」と伝えているのです。基礎の枠組みを与えるだけではなく、感情的なサポートや促しで自信をつけ、新たなエネルギーをもたらすのです。 

·      遊びながら自由回答できる質問を投げかける
これで子どもが何を考えてやっているのかが分かります。自由回答できる質問であれば答えや説明も膨らみ、子どもの感情や知識もより良く理解できるようになります。この情報があれば3つ目のポイントへ進むことができます。

·      遊びながら情報を追加
子どもが体験している遊び(と知識)を膨らませるには情報を与えることが必要です。「カイト君、もっと大きなカメラを作ればテレビ番組や映画を撮ることができるよ」カイト君と遊び友達はカメラについて一つ学び、4つ目のポイントに進むことができます。

·      タイミングを見計らって方向転換
新たな情報(大きなカメラはテレビ・映画用)が過去の体験(カメラを作る)に追加され、遊びは新たな方向に進み面白みを保つことができます。ひょっとしたら子供たちはテレビ番組を撮影し始めるかもしれません。タイミングが大きな役目を果たします。カメラ作りという「流行」がピークに達したときに、新たな情報を提供し方向を変えるのがいいでしょう。

·      励ましやサポートも忘れずに
新しい情報だけ与え、あとは子どもに任せるのが理想的です。もし子どもがそれを拾わないようであれば優しく勧めてみましょう。「あそこの箱に入っているレンガを使えばカメラを大きくできるから、テレビカメラマンになれるよ」子どもが自分で遊びを考え、自分でやったと達成感を得るのが理想的ですが、新しい遊びの方向性を促すのも子どもの自尊心が高まるので有益です。

·      現時点から踏み出す
子どもの遊びが進むにつれて様々なチャンスが到来します。例えば、子どもが映画を作り始めたら、小道具や衣装を用意してあげることもできます。お父さんのワイシャツとネクタイ?段ボールの車?ほうきのマイク?ごっこ遊びではどんなエンディングも可能だから素晴らしいのです。 

上記のポイントは子どもの遊びを膨らませ、より多くのことを学ばせるのに日常的に使える簡単なものです。子どもの遊びを見て自然にしていることかもしれませんが、意識的に習慣にすることで長い目で見ると大きな差が出てきます。大事なのは子どもが主導権を持つこと、そして何よりも楽しんで遊ぶことが一番です。