ハーフの子育てをしていますか?ハーフとは片親が外国人の子どもを指す日本語です。インターナショナル・スクールに入園することを想定して、家庭と学校でのコミュニケーションについてまとめてみました。
ハーフの子育てでは家族環境が特殊です。状況や文化に関わらず学校は子どもを受け入れるべきですが、特にインターナショナル・スクールはハーフの子どもたちに対応しています。良い学校は子どもだけではなく家族の支えになろうと努力します。子どもの特有の需要に応えられるよう家庭と学校の関係は親密でなければなりません。
ハーフの子どもは両サイドの文化から常に刺激が必要となるので、学校は分かりやすい簡潔なコミュニケーションを通して家族のサポートをしなければいけません。その逆に、自分からも文化についての情報を学校と共有し理解を深める必要があります。
ではどのような内容を伝えれば良いのでしょうか?6つのポイントにまとめてみました。
· 休暇とポリシー: ハーフの子どもの家族は帰省休暇を取って母国へ帰ることが多いです。学校はこの辺を考慮し、学費も含め柔軟に対応すべきです。
· 興味分野: 大きくなるにつれ、ハーフの子どもは周りの友達と違うことに気がつくでしょう。異文化から生まれる独特な興味も学校側でフォローできるように、早い段階で文化についての情報を共有するのが鍵となります。異文化の中で育つ素晴らしいメリットを掲げることは、子どもの自尊心や自信に将来とても大事になってきます。これは特に日本に定住する予定の外国人の親に重要なポイントです。
· 学力: ハーフの子どもをインターナショナル・スクールに入れる理由は、「英語力」が一般的です。 日本語力に乏しい外国人の親は特に英語力の上達を期待します。いずれにしろ学校は子どもの英語レベルを把握しなければいけません。
· 学校の記念日・祝日文化: 大概、面談時に学校側からこの情報は渡されます。ハーフの子どもは同じ国から来る場合が多いので、その文化に関連したイベントを学校の年間カレンダーに追加するべきです。
· 成長の節目: 節目になる出来事があれば学校側に報告するよう要請されると思います。ひょっとしたら日本人の水準と比較すると大幅に前後するかもしれません。例えば白人とのハーフであれば身体的な成長の節目は違うかもしれません。(二カ国語以上学ぶ子どもは両方習得するのに通常より時間を要するのが普通です。)
· 食事:学校の場合は許可されない食べ物を指します(お弁当持参である場合です)。大概、主に甘いおやつ等であることが多いです。学校側がおやつを出してくれるのであれば、食べ物の希望を伝えるべきです。いずれにしろ、文化から来る選択肢です。
もちろん初日前に多くの情報交換が必要で、これは大概最初の面談で行われます。その他は入園申込書に記載し提出します。ハーフの子どもに関する情報交換は常に継続するものであり、初日以降も留まることはありません。