幼稚園やプリスクールでのしつけは比較的穏やかなものです。プロフェッショナルな教員は、しつけがとても繊細で個人的な領域なのを熟知しているので慎重に罰を与えます。インターナショナルな学校では大概、別室に連れて行きタイムアウトを設けます。このとき子供は十分に目が届くところでなければなりません。

しかし自分自身の子供はどのようにしつけしたら良いのでしょう？

何かするべきだと思われている人は、まず子供がある程度結果に影響を与えられるようにするのが大事だというのを理解しましょう。それにはどういう風にしたいのか（結果）、子供に選択肢を与えなければなりません。結果をある程度コントロールできるようにしてあげると、公平さを理解し学んだことをしっかり覚えていると思われます。

「違反行為に見合う罰」も大切です。つまり、与える選択肢は子供がやったことにある程度関わりがあるものだということです。これによりやったことの一連の繋がりを理解する手助けになり、単に罰っせられている訳ではないというのが分かるからです。

単なる罰は、自分と子供の戦いになるだけです。求めているのは「反抗」ではなく「受け入れ」です。

罰の目的は相手に理解してもらうことで、その唯一の手段は「受け入れ」です。理解、公平さ、そして自信が結果をコントロールする能力はポジティブな将来を生み出すでしょう。