子供との普段の会話は極めて軽いものですが、ときには共感を示す必要があります。子供が自分の気持ちを伝えたいときは親としての直感で分かると思います。ポジティブな感情は共感しやすいですが(「今日のサッカーでゴールを決めたね。すごいね!!!」)、ネガティブな感情には対応に困るときもあります。
幼稚園やプリスクールでは「言葉を使おうね」とよく促されますが、子供はいつも言葉を用いてはっきり表現できるとは限らない、というのは教員も親も知っておくべきだと思います。実際、多くの子供たちは大人に誤解されるのを恐れているのです。
子供が動揺しているときに「なんで?」と聞かない方がよい場合もあります。そのように問うことで思考過程をより複雑にしてしまうからです。子供には状況分析は難しく、答える力が単にまだないのです。だから本人だけで困難を乗り越えない方がいいと思われます。
理想的な大人の対応は、子供の感情に共感を示すことです。(「ヒューゴ、悲しそうだね。」)そうすると会話の糸口を見つけ、子供は自分の気持ちを伝えやすくなります。この時点で問題は解決するかもしれません。